共同研究
2020年4月より開始される文部科学省学習指導要領改訂にあわせて、小学校におけるプログラミング教育が新たに位置付けられ、学校現場にICT環境の整備が進む一方でプログラミング教育においては、効果的な導入の方途について地域の教育課題となっている。
本学では、2016年度より「プログラミング講座を通した効果的なプログラミング教育の在り方に関する調査研究」を企業等と共同で実施しており、プログラミング教育における教材・学習プログラムの開発と実践により、小学校段階におけるプログラミング教育の効果的な導入を実証する課題解決型の取組となっている。「地域のICT教育の醸成とプログラミング教育必修化の本質を認識する」ことを課題設定とし、プログラミング体験講座の開催を通じて、プログラミング必修化に向けた研究を実施している。
※2019年度より、共同研究機関として(一社)ツクルが新たに参画。
地域連携
共同研究で創出された学習プログラム等に基づき、与那原町教育委員会・西原町教育委員会の共催を受け、小学3年生以上を対象とした「プログラミングサマースクール」を開催。
文部科学省の次期学習指導要領において、小学校段階の論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成と職業教育の醸成を本スクールプログラムに反映し、3日間の受講でゲームプログラミングを完成させる内容として実施。
事業年度終了後には、当該事業の評価アンケートを取得しており次年度以降の取り組みに還元している。
研究成果(学会発表)
2018年度に共同研究に基づき実施した「親子プログラミング講座」を通して、動画教材の開発及び動画教材を活用した学習プログラムの考察、実践を日本教育情報学会等で発表。
【過去の学会発表】
・2023/08 日本情報教育学会第39回年会
・2022/08 日本情報教育学会第38回年会
・2021/08 日本情報教育学会第37回年会
・2020/08 日本情報教育学会第36回年会
・2019/08 日本情報教育学会第35回年会
・2017/08 日本情報教育学会第33回年会
教員研修
共同研究等で得られた研究成果、知見等に基づき、社会情勢を踏まえた、小学校段階におけるプログラミング教育の導入と事例等を現職学校教員研修として講義・演習形式で実施。
文部科学省「学習指導要領改訂」及び「教育の情報化」への対応と現代社会で急速に利活用が加速する「IoT・AI」などの技術革新を見据えた未来型人材育成に係る就業意識の醸成等を含む研修内容となっている。