文字サイズ
平田美紀

ブログ

かけがえのない2年間~卒業する皆さんへ~

学長のつぶやき

 新型コロナウイルス感染症は2020年1月に国内で初めて感染者が確認され、2月には沖縄県にも瞬く間に拡大していきました。
 このため、4月1日に開催予定であった入学式の延期を決定し、会えない新入生とつながるため全教員が遠隔システムを整え、また、一人暮らしの学生には職員から電話などで直接声を聴き、状況の把握に努めました。
 
 感染者数減少の目途が立たない4月2週目に、苦渋の決断ですが入学式中止を決定し、オリエンテーションの開催にシフトしました。クラス毎に時差式で、飛沫飛散防止シート越しにテキスト販売を行うなど、できる限りの感染拡大防止策を講じて学びをスタートさせていきました。

 あれから2年。沖縄県は、ほぼ緊急事態宣言やまん延防止措置期間での日常が続き、資格・免許に関わってくる諸実習の延期・短縮・中止(読み替え)等が起こりました。そんな中でも後輩のための行事運営や、友人や教職員とともに積極的に学生生活を送り、慣れない遠隔授業に向かっている皆さんには、心から敬服しました。

 2022年3月1日、本学での卒業判定の日であり、卒業式までの最後の登校となります。学内では2年生に向けた特別企画を設け、久しぶりに賑やかな一日となりました。私がいつものように暗くなってからの帰宅にかかった時、「学長、どうぞ!」と可愛い手作りのクッキーを差し出してくれた学生がいました。「お世話になりました。2年間楽しかったです。」と。
 これまで授業や行事の際に出会っていましたが、彼女は中止になった入学式で新入生代表として宣誓をする予定だった学生でした。

宣誓  私たち入学生は、本学の学則を遵守し、
本学学生としての本分である勉学と人格形成に努めることを誓います。
                   令和2年4月1日 新入生代表 比嘉 穂乃香

 改めて宣誓文を目にし、その誓いを2年間全うしていた比嘉さんに「私の方が感謝の気持ちで一杯です」と伝え、こうして最後の日に場を共にできたことに心から感謝し、胸が詰まりました。

2020年度入学生の皆さん、かけがえの無い2年間をありがとう。
皆さんの前途が希望に満ちた幸多きものでありますこと心より祈念いたします。
卒業式にお会いできることを楽しみにしています。

平田学長と比嘉穂乃香さん
画像:比嘉穂乃香さんと。

平田学長と比嘉さん山本さん
画像:活動を共にしていた友人(山本さん)と。