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平田美紀

ブログ

~子どもの内奥の世界に応答する者になる~

学長のつぶやき
先月、3年ぶりに保育園の「うんどうかい」を見学する機会を得ました。
入場に際し、コロナウイルス感染症拡大予防対策として「運動会参加の5つの心得」「運動会ご観覧の際の注意事項!!」等の内容を保護者、来場者方々へしっかり配付し、遵守徹底を促していました。子どもが安心・安全に心を解放し、いつもの自分を伸び伸びと発揮するための、大人側の取組みが綿密に行われていると感じました。

実はこの園、「うんどうかい」前日の道具一式の搬入時には、全職員で子どもになり切り全プログラムを演じてみることが恒例になっています。搬入・装飾+2時間ほどたっぷり。それぞれが汗を滲ませ、笑顔が弾け、新たな気づきに対話をし、明日の子どもとの大切な時間に想いを馳せる一時です。

津守真氏の著書「保育者の地平」には、次の一節があります。
「子どもは、身体的行為によって、人生を探究している哲学者である。傍らにある大人は、その行為を自分に置きかえ、その意味を深めるとき、子どもの内奥の世界に応答する者となる。日々の保育によってそれは確かめられ、新たな展開をするので、毎日子どもに触れることができるときは妥当性が増す」

子どもの身体的行為に日々の保育の中で触れ、理解を重ね、子どもと職員チームで創ってきた「うんどうかい」の全容を自身で体感してみよう!と誰からともなく始まった「保育者による前夜のプレうんどうかい」。
それぞれの保育者が、一人一人の子どもを思い浮かべながら無心に演ずるこの行為も、「子どもの内奥の世界に応答する者となる」ことにつながる行為だと感じられました。

保育者による前夜のプレうんどうかい1 保育者による前夜のプレうんどうかい2
画像 3歳児の表現種目「昆虫の森」♫あ~みあ~みふぁ~ふぁ♪のわらべうたにのって演じています。

やはり子どもの傍らに在る「実践者」からの学びは深い! と腑に落ち、当日の子どもと保育者の活気があふれる所以を深く噛み締めた日になりました。

画像:あそべあそべの理念
画像:「あそべあそべ、もっとあそべ」

日々の保育は、「あそべあそべ、もっとあそべ」の理念の下展開されています。