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平田美紀

ブログ

~沖女の教員紹介します!Part4~

教員紹介
 今回登場の児童教育学科、玉城哲人(たまきてつと)先生は、温かなお人柄と芸術家魂が溢れる方です。
美術館建設への関りや個展等、大きなお仕事をされている一方で、廃品一つ一つに思いを寄せる心は、保育者・教育者を養成する教員の資質として素晴らしいものだと感じています。

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「自身の感性」
児童教育学科玉城准教授

初めまして!
児童教育学科で「幼児の造形表現」に関する科目を担当しております玉城哲人と申します。

 先ずは、私の「趣味」の一つを話したいと思います。
私には、使い終わった紙コップやパッケージ、空き缶などが捨てきれず、手元に取っておくクセがあります。多くの人には見向きもされず、廃棄され続けるモノかもしれませんが、そのシンプルなアイディアや素材感、凝縮されたデザイン、役立つ美しさと捨てられる儚さ。
それらは、少なくとも私を魅了し元気にしてくれます。・・(その他にも色々ありますが、ここまでにしておきましょう)

 私の経歴ですが、高校卒業後、自由に生きる芸術家に憧れて上京し、浪人を経験して東京藝術大学美術学部絵画科に入学しました。大学では主に油絵と版画を学び、大学院では壁画とステンドグラスを学びました。色んな技法に触れて表現することが面白く、多くの刺激を受けました。
 最も印象に残っている出来事は「藝祭」です。大きな神輿を製作し、担いで上野の森を練り歩き騒いでいたことを今でも鮮明に思い出します。大学院修了後は沖縄に戻り、海と砂浜と空気感を感じながら「自然・営み・空間」をテーマにして、インスタレーションという手法で美術活動をしていました。

 平成元年に、縁があって沖縄女子短期大学の講師として務めることになりました。が、当時は女子の学生ばかりで、気恥ずかしく緊張しながら教壇に立っていたことを思い出します。
当初は、幼児の美術に関する知識に疎く、関連する文献や資料などを読みあさったり、講義や実技演習の内容を模索したりして日々を過ごしていました。

 さて、冒頭にありました「幼児の造形表現」という言葉にあまり馴染みないと思いますが、「造形」は「形を造(作)る」という造語で、幼児が制作の技術にとらわれず「かいたり」「つくったり」する活動を通して、楽しく感性豊かに育ってほしいという願いが込められ名称として使われています。
 私の授業では、幼児の造形表現の意義や理論はもちろんのことですが、主に保育・教育現場での実践に活かせるよう、子どもの興味・関心を引く題材の実技演習を通して知識や技能の習得を行っています。
その際、幼児の制作活動への援助や配慮、留意点などに、学生自ら子どもの視点に立って気づいたり考えたりすることができるように指導しています。

学生に最も大切にしてほしいことは、自身の「感性」です。

 子どもの感性に寄り添うには保育者自身の「豊かな感性」がとても大事になります。豊かな感性とは、感じたことや考えたことなどを自分なりに表現(行動)できることです。
授業では、学生が自らの感性を大切にして取り組んでいけることを心掛けています。

少々長くなりましたが、子どもの保育・教育に関心のある方は、是非、沖女の児童教育学科で学んで、子どもたちの未来を一緒に考えてみませんか。